俺らしく

日高屋で野菜炒め定食は食べる。隣にいたおっちゃんが、ぎょうざとメンマ、生ビールを頼んでいた。今は15時前である。

 

こういう姿を見るとホッとしてしまう俺は根が怠惰なのだろう。それでいいじゃねぇかって思うことがよくある。肩に力入り過ぎじゃねっ思う事もよくある。それでも世の中うまく回っていくんだよって。

 

こんな自分を認めることは結構至難の業である。

 

世の中は堅苦しい言説ばかりが飛び交っている。早起きしなさい。計画を立てなさい。目的を持ちなさい。仮説を持ちなさい。世の中のあるべき姿と、怠惰な俺とは真逆の言説ばかりだ。

 

念のために言っておくが俺だって計画立てたり、目的をたてたりするよ。でも、世の中に飛び交っている自己啓発本ほどに徹底的にやってるわけじゃねぇ。そんなに意識するわけではねぇってこと。それを他人に押し付けするんじゃないよ!!ってこと。そして、それに流され過ぎなさんな!!てことだ。

 

話は戻る。怠惰な俺をスタイルという便利な代物に変換するのは難しいし、そうであってはならない。でも、俺は俺で、他の誰でもねぇ。俺を変えることは俺にしかできないだろうが、怠惰な性分の俺を俺が変えようだなんて思っていない。つまり、俺は、そんな俺が好きである。そして嫌いでもある。

 

これが俺のスタイルだ、なんてかっこいいことは言わない。言ってはいけない。ただ、俺は怠惰です。それが俺です。ってだけ。そして、俺は、そんな俺であることに対して全責任を負う。その覚悟はできた。ただそれだけのことだ。