松下幸之助先生の話

一人で立つことが大事!と松下幸之助に言われました。本で読んだだけですが。

 

一方で、人は人々の支えがあってこそ、立つことができるのである、とも幸之助先生は言う。

 

この2つの主張、矛盾しているようにも思えるのだけど、そうではないのかもしれない。

 

それは、「一人で立ってるよな、あの人」と思われる人が、多くの人々に支えられる資格を持つ、ということ。つまり、一人でたってこそ、人に支えられるってことだから、幸之助先生の話に矛盾なんてない。

 

俺なんか、他人を頼ってしまう思考がどこかに潜んでいるから、「あの人のために一肌脱いでやろう」って周りに思われるはずもない。そういう俺自身の弱みを俺はどこかで認識しているからだろう、極論を持ち出して、一切合財他人を頼ってはダメ!!、全てを自分で行おうとしなければならない!!、と考えてしまうのが、俺のダメなところ。

 

そうではない。きっと、一人で立つとは他人に一切合財頼ろうとしないということでもないと思う。微妙なニュアンスだけど、「頼る」ではなく「任せる」で、「任せた」ことの全責任を自分が負うということ。

 

任せた自分も任せれた相手の結果も全部含めて、自分の責任。だから、孤独だし心配ごとばかりだし。でも、そうやってはじめて、「あの人は一人でたってるなぁ」と思われるのだろうと思う。

 

とっても大変なことだと思った。