ビジネスモデルのあれこれ

ウェブビジネスを考える際のビジネスモデルについて考えを巡らせることがある。

 

例えば、大学の授業を無料で配信したりするもの。これは本当にOKなんだろうか。ウェブの世界では当たり前のようになっているけども、その大学の授業ってのは、生徒のお金やOBのお金をメインにして運営されているのにも関わらず、その大学の生徒以外に無料で公開する。

 

これって、どうなんだろう。道理に適っているビジネスモデルなんだろうか。

 

例えば、昨今のキュレーションメディア。グノシーやスマートニュースなんかはウェブ上にある記事をまとめて配信している。そこで、広告料金をとったりしているわけだけど、自分で書いてもいない記事を集めるだけ集めて配信して、お金をもらうビジネスモデルって道理に適っているんだろうか。

 

オールドメディアとかいって馬鹿にされているけど、新聞社の記事制作に関わる覚悟や資金投下量は半端ない。だからこそ、つくられるコンテンツの質は担保されるし、だからこそ、ユーザーからお金を頂ける。

 

ウェブで当たり前になってるビジネスモデルが当たり前だと考えられるかどうかは疑わしいこともある。

 

だから、ウェブにおけるビジネスモデルを考えるときは、変に既存のビジネスモデルに捉われずに、それが道理にかなっているかどうかというポイントは忘れずに考えてみなければならないし、そのビジネスモデルで自分が守りたいと考える関係者を本当に守れるのかという観点も忘れてはならないような気がする。