屋久島

屋久島にいってきた。

 

縄文杉を見てきた。スタート地点から縄文杉までは、約11キロあり、はじめの8キロくらいはトロッコ道をひたすら歩く。その後の3キロは、トレッキングコースとなっている。通常、片道5時間くらいかかるもので、結構辛い。

 

縄文杉にいたるまでには、縄文杉級の杉が結構あるので、やっとの想いで縄文杉に到着!!となるのだけど、感動はそんなにない。山登りの醍醐味は、辛い想いをして頂上に着いた時、それまでの辛さを吹っ飛ばすような綺麗な景色に出会えること。だけど、縄文杉では、この醍醐味を味わえない。ゆえに、中々辛い想いをして登ったのだけど、どこか「う~ん」と思う。そんな想いを抱えたままに下山。下山も5時間くらい。

 

ハードワークを終えたぜ!!という壮快感はあるかもしれないけど、人生を揺さぶられるような大きな感動をもらえたのかというと分からない。もちろん人によるわけだが。

 

一方で、その次の日に行ってきた白谷雲水峡。こちらは縄文杉とうってかわって本当に素晴らしかった。俺は、根津美術館の庭がとても好きだ。その庭より数百倍も素晴らしい風景をひたすら見ながら山を登っていくイメージ。もののけ姫のモデルとなった森らしいが、本当にここは綺麗で神秘的で厳か。最後は、太鼓岩ですべての疲れを吹っ飛ばす景色に出会える。あ~屋久島にきてよかったぁと思える。太鼓岩で眺めた景色を思い出すだけで、この先3年くらいは、エネルギーを充電できるだろう。

 

屋久島はいった方がよいところだ。それも若い内に。若くないと中々しんどいと思う。