俺らしく

日高屋で野菜炒め定食は食べる。隣にいたおっちゃんが、ぎょうざとメンマ、生ビールを頼んでいた。今は15時前である。

 

こういう姿を見るとホッとしてしまう俺は根が怠惰なのだろう。それでいいじゃねぇかって思うことがよくある。肩に力入り過ぎじゃねっ思う事もよくある。それでも世の中うまく回っていくんだよって。

 

こんな自分を認めることは結構至難の業である。

 

世の中は堅苦しい言説ばかりが飛び交っている。早起きしなさい。計画を立てなさい。目的を持ちなさい。仮説を持ちなさい。世の中のあるべき姿と、怠惰な俺とは真逆の言説ばかりだ。

 

念のために言っておくが俺だって計画立てたり、目的をたてたりするよ。でも、世の中に飛び交っている自己啓発本ほどに徹底的にやってるわけじゃねぇ。そんなに意識するわけではねぇってこと。それを他人に押し付けするんじゃないよ!!ってこと。そして、それに流され過ぎなさんな!!てことだ。

 

話は戻る。怠惰な俺をスタイルという便利な代物に変換するのは難しいし、そうであってはならない。でも、俺は俺で、他の誰でもねぇ。俺を変えることは俺にしかできないだろうが、怠惰な性分の俺を俺が変えようだなんて思っていない。つまり、俺は、そんな俺が好きである。そして嫌いでもある。

 

これが俺のスタイルだ、なんてかっこいいことは言わない。言ってはいけない。ただ、俺は怠惰です。それが俺です。ってだけ。そして、俺は、そんな俺であることに対して全責任を負う。その覚悟はできた。ただそれだけのことだ。

 

やる

ずっと地下に潜っていたようなもんで。地下に潜っていたからこそ鍛えられた部分もあれば、失ってしまった部分もあったり。

 

それでも、全体としてみれば地下に潜る前の自分より少しは良くなってるかなぁと思う自信もあり。

 

かれこれ5年近く地下に潜っていた。地下にもぐっている間も地上界で活躍している人々には良くして頂いた。本当に感謝の言葉しかない。

 

さて、マジで今まで、我慢してきたもんを全部吐き出す。マジでやる。絶対にやる。みておけ!!

頭でっかちな起業は失敗

「これ儲かるんじゃねぇ!?」という言葉から生み出されるビジネス。

 

起業する際には、崇高なリネンとビジョンを持ち、そのリネン・ビジョンから落とし込まれたビジネスを行うべきである、という言説はよく聞くことである。この観点からすると、商人の勘から導かれる「これ儲かるんじゃねぇ!?」ビジネスは、どこか胡散臭く映ってしまうものである。

 

でも、ちょっと待てと思うのである。その「これ儲かるんじゃねぇ!?」って思ったのは、自分がこのサービスならイケるでしょって思うからこそ、そう呟いたはずなのだ。つまり、自分は、そのサービスにおいてオッケーを出したってこと。もちろん、それが現実的に実行できるビジネスであるかどうかは別問題であるが。

 

儲かるって言葉には、他人を騙して金をぶんどる的なニュアンスを感じてしまう側面があったりなかったりする。でも、ふつうに考えてみると、儲かるためには他人から支持をもらわなければならない。それが騙しだとしても、少なくとも「なるほど~、それだったら私買いたい」って思わなければならない。そういう意味で儲かりそうだ、と思うのは、騙すというより共感のパラメーターとして考える方が建設的である。

 

じゃあ起業のリネン・ビジョンと一貫性のあるビジネスを行いましょうという言説は、どうだろう。もちろん、これはとても大事なこと。でも、リネン・ビジョンから論理的に導かれるビジネスなんて形になりゃしないってこと。他人の共感なんぞ得られないことが多い。俺は、ここで苦しんだなぁ。

 

そうではなくて、「儲かる!!」という直感とリネン・ビジョンが一本に繋がる点が、あるときに訪れるってことだ。これは、意図して求められるものでもない。創発的なもの。


頭でっかちに起業についてうにゃうにゃ考えていると、いつまでたってもビジネスになりゃしない所以がここにあるのだろうと思う。


頭でっかちにならないようにしないとな。

愛すべき仕事とつくりたいもの

子どもと接している時間は最も愛すべき仕事の時間だ。そして、スケーラビリティのあるビジネスを考える時間、そして、それを様々な人に説明する時間も最も愛すべき時間だ。

 

それらは、俺にとって外せない仕事である。

 

「こうすれば子ども達はよりよく育つはずだ」と思ったりする自己中心的な考えからは卒業しないと。まぁ、そういう自分なりの考えをもつことは悪い事ではない。でも、そのおしつけはいけない。

 

大事なことは、子どもと大人のコミュニケーションチャネルを今より優れた形で提供すること。あとは勝手に現場の人間がそれぞれの文脈で、もっとも良い形で人間としての交流が起こればいいなと思う。

 

子どもと接する全ての大人にとって、決して邪魔にならないコミュニケーションを支援するもの。それも自然な形で。ふつうのもの。そういうものをつくりたいと思う。

脱専門化とか言っている人

知らないことを知るってことが一番大事だなと思う。

 

学際とか脱専門とか、そういうことを言うのはいいのだけど、それがどれだけ実りあるものなのか疑わしい。確かに、専門化による弊害は大きいかもしれない。でも、その弊害だけを取り上げて、今後の時代は脱専門化とか専門と専門の中間点を埋めるとか簡単に言ってはいけない。

 

まず、そのことがどういった意味で今後の社会に変わる新しい貢献をもたらすのか。そして、その具体的な方法や手続きは?

 

早急に変革をしなければならない必要性を説明して欲しい。そして、身も蓋もなく、とにかく、既存の専門化の否定だけを語ることはやめなさい。

 

脱専門化がもたらした社会貢献は、多くの場合、専門化の貢献に頼っているだろうと思うのだけど。だから、脱専門化の論客は、もっとやり方を考えなければならないと思う。

 

また脱専門化的な論客は、多くの人々の関心を集めることはできるかもしれないが、地道に努力をし、確実に、そして小さな貢献を生み出し続けている人々を傷つけている可能性も高い。

 

何より、俺が一番思う事は専門化の道を極めた一部の人にしか脱専門化の風景など語れるはずもない。そして、そういった人は、決して、専門化の弊害だけを語るわけではない。

 

 

マーケティングの4P

マーケティングの4Pについて考える。

 

僕にとってのマーケティングは、ほとんどをAmazon.co.jp: わかりやすいマーケティング戦略 (有斐閣アルマ): 沼上 幹: 本から教わったように思う。

 

そのまとめ

 

○まず、計画グレシャムの法則。

「ルーチンワークはノンルーチンワークを駆逐する」というもの。悪貨は良貨を駆逐するという法則を仕事に置き換えたもの。ルーチンワークばかりしていると、ノンルーチンワーク(=長期目線と短期目線、マクロとミクロを行き来して、ものごとの根本を考える姿勢)が無くなってしまうというもの。

 

忙しいときにこそ、根本を問い直そうとする考えをもつことが大事。そうしなきゃ現状は打破できん。

 

○戦略的思考

将来達成しようと思う「あるべき姿」に対して、自分のもっている資源と自分が適用すべき環境を関連付け達成する地図を描くこと。このときに大事なのは、①大きく考え、②未来を予測し、③論理的に詰めていくこと。

 

戦略的思考を実践するためのガイドとしてマーケティング思考がある。

 

○4p

・プロダクト:自分達は何を売っているのか?

モノを売っているにしても、単にものを売っているわけではない。ドリルはドリルを売っているわけではなく、穴を開ける手段を売っている。そして、顧客はドリルが欲しいわけではなく、穴を開ける手段が欲しい。

プロダクトが顧客に提供する本質的サービスを定義する。

 

・プレイス:最終ユーザーに製品を届けるまでの場所・経路

モノもしくはサービスを最終ユーザーに届ける場所・経路の設定。店頭販売か、直接営業か、直販か、代理店活用か。もしくはウェブか。ウェブであるなら、楽天・アマゾン等を使うか、自社サイトをつくるか。

 

ブランドを維持したければ、直販・直接営業の方が良いかもしれない。自社のリソースとして、営業力が低ければ、代理店を活用した方がレバレッジはきくかもしれないが、一方でブランドの維持には適さないかもしれない。ウェブの領域でも、このロジックは大体一緒。

 

いずれにせよ、プレイスを考える際には、プロダクトが顧客のどんな課題を解決するのか、という観点との兼ね合いの中で決まってくるはず。

 

・プロモーション:情報を顧客に伝える

いかに製品の販売量を増やしていくか情報という観点で考えていくもの。具体的には、広報・販売促進策(キャンペーン)・販売員活動など。広義の営業政策であると思う。

 

・プライス:定価、割引率、支払い期間やローン条件など

価格決定のロジックは、その製品のコスト、競合の価格設定、顧客の財布具合、そして自社のポジションを総合的に考えて決定していく。

 

 

一番大事な事は、これら4Pがすべてフィットしていること。シックリくること。

 

まず、顧客ニーズとプロダクトの本質的サービスがフィットしていること。このフィットと同様に、このサービスを販売するためのプレイスがフィットしている。そのサービスのプレイスとプロモーションもフィットし、プライスもフィットしている。

 

チグハグ感がなくて、顧客ニーズ、製品サービス・流通政策・営業政策・価格政策が、全てが全てを支えているようなイメージ。

 

これが戦略フィットという。

 

ポイントは戦略的フィットを意図して作り出せるもんでもないということ。コンサルのように他人を評価する立場ならまだしも、自分で優れた4Pを設計するのは難しい。でも、知らないより知っている方が断然よい。だから学ばなければならない。傍観者であるなら、なおさらである。

 

大きさ

色々と遠回りしたようだけど、今の自分が行うべきビジネスを行うことになった。

 

それは、自分の強みが活かされ、顧客の課題解決になり、持続的に儲かることができる領域であるところだ。

 

でも、こうやって決断できたのも彼女の存在が大きい。彼女のためにも絶対に成功しなきゃと思う。